少年院の集団生活 慣れるまでは苦労する決まりの量と生活環境

更新日:

集団寮へ移動すると?!

夕食の時間くらいになると個室から集団寮へ移動します。

移動先の寮の教官が迎えに来ます。

移動した寮では夕食の準備をしている時でした。

テキパキと準備をしている印象がありました。

そしてまずは担当の教官が付きます。

寮には6名の教官がいて交代で当直をしています。

6名の教官はそれぞれ担当を持ちます。

その次は寮内生活を教えてもらうために『リード』という役割をする

先輩少年院生が付きます。

この人と寮内では一緒に生活をし、決まりを全部教えてもらいます。

期間は2週間です。

長いようですが、覚えるのがとにかく多い少年院生活では短いかも知れません。

 

とにかく多い少年院のルール

噂では聞いたことがあるかも知れませんが、自由に会話する事はできません。

会話をするには教官の許可が必要です。

『○○さんと役割活動の件で必要最低限の会話よろしいでしょうか?』

と、教官に許可を求めます。会話が終わったら

『○○さんと役割活動での会話ありがとうございました。』

とお礼を言います。

しかし、寮内生活において許可なく会話をしてしまう時があります。

その時は事後報告をします。

『先ほど、○○さんと○○の件で会話させて頂きました。』

といった感じです。

これだけでもかなり面倒ですよね・・・

 

食事の時も決まりが多いです。

もちろん食事のマナー的な部分もありますが、

食事が終わるまでテーブルの下に手をやってはいけない。というルールがあります。

食事を持ち出さないようにするためのルールらしいです。

しかし、ついテーブルの下に手をやってしまう時があります。

そういう時は気づいた人が指摘します。

『○○さん、手がテーブルの下にいってます。』

みたいな感じです。

そしてこの時会話をしてしまったので、事後報告します。

こういった指摘の報告は

『先ほど、○○さんが食事中手がテーブルの下にいっていたので、その事を伝えさせて頂きました。』

指摘を受けた人の報告は

『先ほど食事中テーブルの下に手がいってたので、その事を○○さんに教えて頂きました。』

と事後報告します。

ここでポイントとなるのが、

『伝えさせて頂きました』と言う事です。

『指摘しました。』とか『注意しました。』という報告はダメです。

偉そうに感じてしまうからです。

もちろん食事以外にも決まり事はたくさんです。

違っていたら随時指摘をします。

そして事後報告です。

これがよく言う『チクリ合い』の事なんだと思います。

 

リードの人にこう言った部分すべてを教えてもらい2週間で覚え、

一人で生活出来るようにならなければなりません。

なお、リードの人は会話の許可なく会話する事が出来ます。

選ばれた人しか出来ない役割なのです。

このリードの人が事細かく指摘をする事に自分はイライラしてました。

いちいち指摘する、こんな細かい事まで言われる。

まじこいつなんなの?

って思っていました。

しかし、リードの人は自分のために言ってくれていました。

自分の時間を犠牲にし、全て教えることに専念し、

集団生活を1人で出来るように指導してくれていたのに・・・

そんなリードの人の気持ちを当初は理解できる訳もありません・・・

 

リードの人が付いてくれる2週間が過ぎ、1人での生活が始まった翌月

リードの人は進級し、出院準備寮へ移動しました。

どこの誰かもわからないので、もう2度と会う事はないでしょう。

離れて見てやっと事細かく指導してくれたリードの人の気持ちがわかりました。

しかし、もう同じ寮にはいないので、自分に対して色々してもらった事をして返す事が出来ません。

なので、自分がリードをやった時に担当した新しい院生にして返すのです。

ただ集団生活を教えてもらうだけではなく、それ以上の事を教えて貰いました。

 

-少年院

Copyright© 実録暴走族、少年院の体験談 , 2018 AllRights Reserved Powered by AFFINGER4.